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『ヌカビラ・・・人の形をした崖』
アイヌの人々の言葉です。
その昔、雪が降り積もった山中で
こんこんと湧き出る温泉が
発見されるに至った歴史から、
温泉を守り継ぐ為の取り組みまで、
中村屋のお湯にまつわる
お話をお伝えしましょう。
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昭和初期の富士見館

昭和初期の糠平温泉
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大正7年、糠平はエゾマツやトドマツが生い茂る大原始林でした。
そんな山の奥地に卵がゆでられるくらい熱く、優良なお湯が湧いているという話を聞き調査に踏み切ったのは、現湯元館館主からさかのぼること3代、島隆美翁でした。
翌8年3月、甥と連れ立って大自然の中へと馬を進めました。深く降り積もった雪や創造を絶する断崖絶壁が2人の行く手に立ちはだかりました。これ以上は馬さえ入れないと馬を造材小屋に頼み、2人は輪かんじきを履き、さらに奥へと進んだのです。
その日は密林の中で寝ることにしました。翌朝、朝食をすませ出発すると、さほど歩かない所に木が生えずにヨシが生えている小さな沢に出ました。そこは湯煙が立ちのぼり、まさに温泉でした。しかし聞いていた話とは位置やお湯の量が違うようだったので、日があるうちにと手落ちなく探検を続けたところ、そこより百四、五十間(約270m)西の方に湯元を発見したのです。
後に人読んで滝の湯(別名湯の元)の発見でした。この日から現在へと続くぬかびら源泉郷の歴史が始まったのです。
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当宿ばかりでなくぬかびら源泉郷にある全ての宿は、どこも循環無しの
掛け流しという貴重な温泉郷です。
温泉は湧き出して空気に触れたその瞬間から劣化が始まるのです。
(大量の気泡を噴射するジャグジーと温泉は相性がよくないようです。)
新鮮なお湯につかって、分析表には書ききれない効能を体感してください。
その昔宿主が子どもの頃、顔中にできものが出来た時母に連れられ、
祖父が居る糠平まで来たそうです。毎日湧き出るお湯をタオルに含み、
それを顔に当てたところ、1週間程度でうその様にに良くなったそうです。
ぬかびらのお湯は皮膚や美肌にまつわる話が多いんですよ。
専門機関による分析等、更に詳しい文書(PDF)をご覧になりたい方は以下をご参考下さいませ。
内風呂の温泉分析書
内風呂の温泉分析書別表
露天風呂の温泉分析書
露天風呂の温泉分析書別表
ORP分析書
ORP分析書の読み方
PDFファイルの閲覧には、Adobe Reader(無料)が必要です。
Adobe Readerのダウンロードは以下から可能です。

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当宿の露天風呂は混浴です。
最近は若い女性の間で静かな混浴ブームでもあるようです。
そもそも混浴とは日本古来の文化で、幾度となく禁止されては庶民が
なし崩し的に破って存続させてきたのです。
そしてその先頭に立っていたのは常に女性だったのです。
元々日本の銭湯は混浴でした。
『秩序によろしくない』と最も厳しく禁止された江戸時代でさえ、
女性たちは『風呂だけは男女の分け隔てがなかったのに、冗談じゃない』
と男湯に『ちょっと入れてよ!』と入っていったそうです。
また昔の銭湯は集会所のように、なんとお見合いから政治演説まで行われていました。
だから若い女性は着飾って行ったといいます。粋な文化ですね。
そして現在まで受け継がれている混浴の最大の魅力は、
その刺激と深いリラックス効果ではないでしょうか。
入る前は異性と一緒という緊張感がありますが、
思い切って湯に浸かるとそれがほぐれていく・・・。
その開放感がよりリラックスさせてくれるのです。
見知らぬ人との裸の付き合いも、非日常を感じさせてくれるものの1つですね。
またみんな裸なのに水着で入る人もいますが、それでは周りの人が
リラックスして楽しめないのではないでしょうか。
裸をまじまじと見たりせず、会話を楽しみ、自分が気持ちよく入りたい思うのと同じように、
相手にも気持ちよく入ってもらおうという、大人としてのマナーが試される場でもあるのです。
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平成19年6月1日、ぬかびら源泉郷の宿主達は北海道庁にて「源泉かけ流し宣言」をしてきました。
「源泉かけ流し宣言って何?」「だから何?」という方のために少しだけ解説&経緯をご説明します。
もともと温泉なんてものはすべて地下からあふれている物です。この時点ですべての温泉は
「源泉かけ流し」です。
そのお湯を我々温泉施設は、お客さんに入って頂く為に浴槽へと注ぎます。
これだけのことなんですが、今の時代はここでムリが生じています。例えば、お湯の量が20人分しか
あふれ出てこないのに200人入れる浴槽を作ってしまった。とか。地下何千メートルから汲み上げた
ただのあったか〜い水を温泉と謳ってみた。とか。温泉は無いけど浴槽があるからトラックで遠くから
温泉を運んできた。とか・・・
何でこんな事するのでしょう。
たぶん、お客さんが来てくれるからでしょう。「温泉」という言葉を頼りに。
水道水にちょろっと温泉を混ぜただけでも法律では「温泉」と定義されます。
地下水も25℃以上ならば法律では「温泉」と定義されます。
温泉が空気や塩素に触れて随分劣化して、何か別の液体に成り変わってしまっても法律では「温泉」と
定義されます。
こうして温泉施設はお客さんの「温泉」への期待に応えるために、いつの日からか温泉の持っている
本来の力を奪うという矛盾を行うようになってしまいました。
もちろん、人々はもうその矛盾に気づいています。
そこで、ぬかびら源泉郷は宣言します。糠平の温泉が「温泉」であり続ける為に。温泉文化を守る為に。
「源泉かけ流し宣言」には宿主達のそういう思いが詰まっています。これは糠平の未来への誓いです。
以下、宣言文です。
〜ぬかびら源泉郷「源泉かけ流し宣言」〜
1.全旅館の浴槽でORP分析・調査を行った結果、源泉からそのまま良質な状態で湯が注がれている
「源泉かけ流し」であることが証明されました。
2.全旅館の浴槽でレジオネラ属菌検査を行った結果、レジオネラ属菌を検出せず安全性を確認しました。
また、毎年定期的な検査を行い安全管理に努めます。
3.全旅館で衛生管理に努め、良質な泉質の維持と、衛生的で快適な施設の提供のため努力します。
4.ぬかびら源泉郷では、自然から授かった温泉をお客様のものと認識し、貴重な温泉資源を
末長く提供できるよう保護します。
5.ぬかびら源泉郷旅館組合は、よりいっそうの鮮度の高い温泉をお客様に提供するため研究し、
日々努力することを誓います。
6.ぬかびら源泉郷旅館組合は、温泉資源と同じく自然環境を守り「森の温泉街作り」事業を推進させ、
お客様が安心して寛げる温泉地となるよう努力します。
7.ぬかびら源泉郷は未来永劫「源泉かけ流し」であり続け、正しい情報の開示をすることを誓います。
平成19年6月1日
ぬかびら源泉郷旅館組合長 市田雅之
元祖湯元館 糠平温泉ホテル 糠平舘観光ホテル ペンション森のふくろう 中村屋
プライマルステージ 温泉民宿山湖荘 民宿グリーン糠平 東大雪ぬかびらユースホステル 湖水荘
立会人 札幌国際大学観光学部教授 松田忠徳
検査機関 株式会社日本温泉総合研究所 所長 森本卓也
検査機関 日本衛生株式会社環境分析センター
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